小説1 バーダック伝記

廃☆

どうも皆さん、ゴクウブラックでーす!!!今回はなんと!!!小説書いていきたいと思います!!!文章力のない僕ですが読んでいただければ幸いです。好評化やリクエストがあれば更新します。あとはネタがなくなったときも………それでは!!!スタート!!!

※この話は、本編や映画などとは一切関係ありません。僕の勝手な作り話です。

 

本編

「く、くそ!!!!ふざけやがって!!!!」

バーダックは一人、ただ一人生き残った下級戦士だ。殆んどの下級戦士はある星に送り込まれた。その星で、バーダックの仲間達は無惨にも殺されていった。バーダックは最下級戦士ではあったものの、下級戦士の中ではそこそこ強い方だったのだ。その為弱りはしたものの、敵を全滅させ、帰る術もなく、星に救難信号も出せないまま…………ただ一人で………ただ一人でその星に残されたのだ。ただ一人で嘆くしかなかった。妻も息子もいない。ただ一人の空間で………

 一人になって数年、ある宇宙船が宇宙(そら)を飛んでいた。かなり大型の。バーダックはこれが最後のチャンスだと思った。食料も底を尽きそうなこの星に、あと何年も滞在していられる余裕はなかった。必死に叫んだ。助けてくれと。でも、助ける気配はない。終わった。そう感じた瞬間だった。そのあまり、笑いが溢れた。

「はは、はははは…………」

それはバーダックではない何かに見えるだろう。今は亡き戦友達の事も、今は会えない妻や息子も、きっとそう見えるだろう。すると、宇宙船から一本の光が落ちてきた。その中に人影が見える。骨以外の人の形をした物を見るのは久しぶりだった。

「ホッホッホ………お待たせ致しました。バーダックさん。随分と長い間、救難信号も出さずに待っていたんですねぇ?」

「………あぁ………壊れちまってたもんでな………この星の技術も他の奴らの手で、跡形もなく消えちまったからなぁ…………」

はっきり言って、バーダックは今凄く弱り果てている。亀仙人にさえ敵わないレベルまで。そして、精神も壊れかけている。今、こうして立って話しているのもやっとという程に。

「貴方、サイヤ人ですよね?まあ、取り敢えず乗りなさい。治療して差し上げましょう。」

バーダックは無言で宇宙船に向かって飛んでいった。そして、宇宙船に辿り着いた時には、もう意識はなかった…………

 

 数年経って、バーダックは目を覚ました。

バーダック!!!」

一人の女性が抱きついてきた。そして、自然に優しく抱き返しているバーダックがいた。この女性こそがバーダックの妻、ギネだ。彼女は詳しいことは聞いてこなかった。ただ、ラディッツは違った。

「親父………何で………こんなに帰ってくるのが遅かったんだ?」

睨みつけながら、バーダックに言った。また、呆れてるようにも見えた。バーダック………彼自身さえ、望んで十年以上不在にしていた訳ではなかった。誰かが望んだ訳でもなかった。死ぬことも出来ない不運な人間だったのだ。ラディッツもギネもそれは理解していた。それでも………カカロットがまだ保育用のカプセルに入っていることを知りながら、何年も不在だったことがラディッツには許せなかった。無言の状態が続く。吐き気がするような空気だった。カカロットは、今はしゃべるレベルまでになっていた。育ちも悪くなかった。起き上がったバーダックラディッツの質問を無視して、急なことを言い出した。

カカロットも連れて安全な星に避難しよう。」

流石にこれには黙ってられないと、ラディッツが机を叩き割った。しかし、黙ったまま何も言わなかった。結局、その日の夜、旅立つことになった。バーダックは嫌な予感がしていたのだ。案の定、フリーザはその翌日集合命令をかけた。当然、集合命令は無視して旅立った。しかし、ここでも思わぬ事故が起こった。ラディッツの宇宙船以外が、チルドの乗っている船に衝突してしまったのだ。チルドは顔を歪ませると同時に三つの宇宙船を攻撃した。ギネの宇宙船は一瞬にして消え、バーダックの宇宙船も次の瞬間には

、光に飲み込まれた。

「こ…こ…は……………何処……な……んだ…………」

光の中にはバーダックと小さな子供の二人がいた。まだ少し動くくらいの余裕はあったので、その子供に近づいていった。カカロットだった。カカロットの手を取ろうと手を伸ばした時には、カカロットはもういなかった。それとほぼ同時にバーダックも光の中で静かに消えていった…………

 

以上で、第一回を終了します!!!セリフは殆んどなかったですが、楽しんでいただけたでしょうか?リクエストがあれば、次作も作るのでお楽しみに!!!

 

最後まで閲覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m次回も読んでいただければ幸いです(^^)