小説2 バーダック伝記
肺☆
どうも皆さん、こんにちは!!!ゴクウブラックで〜す!!!今回は、この前の続きを書いていきたいと思います!!!そして、この前作ったオリパの販売を辞めて、新しいパックを販売していきます!!!一パック100円で販売します!!!詳しくは後日!!!それでは、スタート!!!
「俺と一緒に闘ってくれる、強い戦士を連れて来て欲しい!!!」
ある黒いコートを着た青年の願いによってバーダックは連れて来られた。さっきまで着てなかった戦闘服も、新しくなっている。そして後ろには巨大な龍のような怪物がこちらを向いていた。
「願いは叶えてやった。では、さらばだ。」
光ると同時に7つほどの玉のようなものが散らばっていった。
「貴方は………バーダック………さん?いや、でもバーダックさんはあの時に死んだはず………まさか、パラレルワールドのバーダックさん?」
バーダックにとっては訳の分からないところだった。死ぬ直前に此処に連れて来られたのだ。そして、バーダックが気になるのは、そこではなかった。
「いえ………貴方の世界のごく………」
「まだ生きているわ。」
返事したのは青年ではなく、バーダックから見たらただのクソガキだった。
「時の界王神様、何故彼に嘘を………」
「本当のことを言ったら、せっかく何年もかけて集めたドラゴンボールの意味がなくなっちゃうでしょ。彼は一応、神龍に選ばれて来たんだから。」
小声で話している二人の会話なんてバーダックは目に入れなかった。喜びでこのまま倒れてしまいそうなレベルだった。バーダックが冷静になったあと、青年はバーダックに話した。
「俺はトランクス。神龍に頼んで貴方に来てもらいました。悟空さん………いや、カカロットさんはまだ生きています。しかし、ギネさんとラディッツは………」
「………………………」
空気が一気に悪くなった。彼の世界で生きている筈の人間はラディッツだけだった。この世界の地球はラディッツに支配されてしまう運命なのだ。孫悟飯、亀仙人、鶴仙人、そしてクリリン、天津飯、餃子で立ち向かうも結局ラディッツに支配され、そして終わる。古代のサイヤ人以降、超サイヤ人さえ誕生せずにフリーザの息子、クリーザによって滅びる運命、結果的に何も残らない。そんな世界のバーダックだった。
「バーダックさん。俺と手合わせしてくれませんか?俺は今、一緒に闘ってくれる強い戦士を探しています。貴方の力が必要です!!お願いします!!返事はそれからでも構いませんから。」
バーダックは無言で構えをとる。悪い空気から張り詰めた空気に変わる。
最初に手を出したのはバーダックだった。目の前まで移動して、殴りかかった。トランクスはそれを受け流し、腹部で気弾を作り出しそれを放った。バーダックの体は逆さになる。そのまま蹴りを放ち、後方に気弾を放出する。その反動でトランクスの体をぶっ飛ばす。トランクスは空中でブレーキをかけて拳で迎え撃つ。バーダックの拳とトランクスの掲げた拳が激突する。二つの拳がぶつかりあい、余波が飛ぶ。その直後に攻撃を加えたのは、バーダックだ。顔面にパンチを打ち込み、蹴りも加えた。仰向けになり、倒れるトランクスはバーダックの足に不意打ちを撃つ。同じような姿勢になったところでトランクスは上空に飛び立つ。
「ハッ!!!」
気弾の連鎖がバーダックを襲う。殆んどの気弾をもろに受け、最後の数発はトランクスに向かうとともに弾き返した。掲げた拳をトランクスに放つと見せかけ、蹴りを真上に放つ。スキの出来たトランクスの背後に回り込み、さらに蹴りを撃つ。トランクスがやったことと、全く同じことを今度はバーダックがやっている。しかし、トランクスは最初の数発は避けて残りは弾き返した。予想外の行動に動揺し、トランクスよりも大きなスキを見せたバーダックは、拳の連鎖を受ける。
「お前は、弱い!!!仲間も!!!嫁も!!!息子も守れず!!!一人で生かして!!!こんな所で俺にやられてる!!!これじゃ、未来のカカロット………いや、孫悟空さんとは大違いだ!!!」
バーダックの中で何かが切れる。そして金色のオーラを放ち、爆発する。そう………この世界の超サイヤ人。超バーダックである。
「貴様は………許せねえ………この場所でぶっ殺す!!!」
トランクスも迎撃態勢をとる。今回もまた、バーダックが先に出た。拳を2発、回し蹴りを放ったあと、トランクスの腹部で気弾を爆発させる。目をかすませるトランクスに対しバーダックは地面に叩きつけ、本能的に構えた手とは反対側の腕を蹴る。後方にぶっ飛ぶのと同時に手の中に作った気弾を連続で放つ。壁に叩きつけられるぎりぎりの所でトランクスは剣を取り出し、バーダックに投げつけたあと急ブレーキをかける。避けてさらに追撃を加えようとするバーダックを見下ろすようにトランクスは金色のオーラを放ち、攻撃を仕掛けた。音をたてながら転がっていくバーダックを地面に向かって蹴り飛ばし、僅かに体を浮かせる。そこに間髪入れずに蹴りを入れる。そこから、また叩きつけようとするトランクスに対し、バーダックは気弾を一発打ち込み、距離を取る。トランクスが投げつけてきた剣をバーダックは手に取り、トランクスに向かっていく。首元まで剣を持ってきた所で、バーダックはしゃがみ込み、地面を蹴ってトランクスの真横にいた。剣に気を狩られていたトランクスは、バーダックの横からの攻撃には対応出来なかった。
そこで試合は終了だった。自然とバーダックは気を沈め、トランクスも超サイヤ人程のパワーはなかった。
「流石です!!先程はすみません。貴方の超サイヤ人を開放させるために、遂あんなことを………」
「けっ………まあ良い…………やってやろうじゃねえか。てめえの手助けを。所でこの餓鬼は誰だ?」
「餓鬼!?今餓鬼っていったわよね!?」
「えーと………この方は時の界王神様といって、宇宙の時空の管理をされている、ものすご〜く偉い方で………これでも………」
「そうよ!!!謝りなさい!!!」
「餓鬼の界王神か。まあ、世話になる。」
そういって、バーダックのトキトキ都での生活は幕を開ける…………
第二話終了です。今回は戦闘シーンを多くしました。なんとなくでも状況の想像は出来たでしょうか?もう少ししたら、またドッカンバトルの方もやっていきたいと思います。また、レジェンズの方も少しずつやってみようと思ったりします。まあリクエストがあれば、ご気軽にお声掛け下さい!!!コメント、お待ちしております!!!
最後まで閲覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m次回も読んでいただければ幸いです(^^)